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環境(Environment)

気候変動への取り組み

当社グループは、気候変動への対応は経営の重要課題のひとつであると捉えており、人と環境が調和した持続可能な社会の実現や中長期的な企業価値の向上にむけた取り組みを推し進めております。
また、TCFD提言に賛同し、その開示項目に沿って取り組みを開示しております。

環境方針

当社グループは、当社の取り組む事業領域で「お客様の信頼を得る」ため、環境保全も重要な課題として捉えております。
当社グループが関わるサプライチェーン全体で環境に関する法令等を遵守するとともに、人と環境が調和した持続可能な社会の実現にむけて、環境負荷の低減を意識し、資源の有効活用を推し進める事業活動とするべく取り組んでまいります。

環境保全への取り組み

当社グループは、ファッション産業が与える環境負荷を強く意識した観点にたち、自然環境の維持や生態系の保全に配慮した原材料を活用した商品開発に取り組むほか、店舗照明のLED化など省電力化に取り組んでいます。
具体的な取り組み内容は、以下の通りです。

1.サステナブル素材の採用

有機素材やリサイクル素材の活用を通じて、環境負荷軽減に取り組んでおります。

素材名 内容 取扱い数量
(当期末までの見込み含む)

USAコットン

アメリカ国内の厳しい基準に基づき、水と農薬を極力抑えて栽培された、環境に優しく上質なアメリカ綿を使用 5,040千点

オーガニックコットン

3年以上農薬や化学肥料等を使用していない農地で栽培された綿花を使用 1,003千点

BCIコットン

農薬、化学肥料、水の使用量を削減したベターコットンシステムによって生産された綿を使用 159千点

再生ポリエステル繊維①

ペットボトルをリサイクルしてつくられた再生ポリエステル繊維を使用 514千点

再生ポリエステル繊維②

残糸や布端からリサイクルしてつくられた再生繊維を使用 175千点

再生ポリエステル繊維③

廃棄された生地や服を再利用したリサイクルポリエステルを使用
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2.環境負荷の低減につながる加工方法の採用

「水ストレス」の軽減につながるよう、製造工程における水の使用量の低減や、水質汚濁の改善につながる加工方法を採用する商品を増やしております。

項目 内容 取扱い数量

レスウォーター

ナノバブルで製品洗いを行うことで、従来よりも水の使用量を大幅に削減する方法です。 588千点

非フッ素撥水加工

撥水加工に従来利用されてきたフッ素化合物の安全性に対する懸念の高まりに対応して、非フッ素系撥水剤を使用する加工法です。 246千点

レーザー加工

薬剤を使用しないレーザー加工によって、加工時の水の使用量を低減する方法です。 63千点

(注)上記1.および2.の取り組みは、全製品の約29%に相当します。当面の目標を40%として、引き続きその比率の向上にむけて商品企画に取り組んでまいります。

(注)上記1.および2.の取り組みは、全製品の約29%に相当します。当面の目標を40%として、引き続きその比率の向上にむけて商品企画に取り組んでまいります。

3.CO2排出量削減の取り組み

(1)CO2排出量の推移
下記数値は、国内セクター各事業所における使用電力量等エネルギーの使用に伴って発生する二酸化炭素の温室効果ガス算定排出量を集計したものです。
主な削減理由は、照明器具のLED器具への変換によるものです。

単位:t-CO2

年度 項目 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度 2020年度 2016年/2020年
合計 24,199 22,550 19,530 15,863 13,246 54.7%
①店舗 23,372 21,696 18,644 15,073 12,549 53.7%
②物流 493 539 588 470 400 81.1%
③本社他 334 315 298 320 297 88.9%
クリックすると拡大画像が表示されます。
店舗照明器具(LED化)の全店舗数に対する割合推移グラフ

(2)プラスチックごみ問題への取り組み
ショップ袋として、紙製袋のほか、2020年7月から植物由来バイオマスプラスチック25%以上含有の素材を採用しております。

ショップ袋

(3)商品廃棄量の低減に関する取り組み

  • ①商品の販売動向等を把握しながら、随時、値引き販売を実施し消化に努めております。
  • ②未消化商品は、次の販売時季まで自社物流センターに保管し、時機到来にあわせて再度店頭での販売に取り組んでおります。
  • ③また、納品後に発生した不良品については、不良箇所を補整するなどして良品化に努めるとともに、補整しきれない商品は着用に支障がないものに限って、不良箇所や理由等を明示して廉価で販売しております。